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パレットの一回生は、社会のプログラムの課外活動として、スーパーの見学に行ってきました。
パレットから歩いて10分のところにある馴染みのお店です。
店長さんに挨拶をして、早速案内してもらいました。まずは、店内の商品の陳列についての説明を受けました。
入り口付近にあるのは、野菜や果物。これは、お客様に旬を感じて頂くだけでなく、特に野菜は料理に欠かせないものであることから、食事のメニューに取り入れやすいよう、入り口付近に置かれてあるそうです。
その後もサラダや刺身、肉、魚、惣菜など、食卓に並ぶ順に陳列されています。
次は「日配(にっぱい)」と呼ばれる牛乳やパンなど賞味期限の短いものが並びます。
ここでは、食品ロスを防ぐために、すぐ食べる人は賞味期限の短い手前の商品をとってもらう、商品の「手前取り」の推奨に取り組んでいるそうです。
そしてお酒やカップ麺、お菓子や飲料、ラップなどの雑貨と続きます。
これらはお店の中央部に置かれて「グロサリー」と呼ばれており、常温保存が可能な商品です。
そしていよいよバックヤードの見学です。
精肉を切るスライサーを見せて頂きました。とても大きなお肉も間近で見ることができました。
次は魚コーナーです。鮮度が大切な魚の取り扱いは注意が必要で、アルコール消毒をしっかり行い、鮮度に合わせてまな板や手袋を使い分けスライスしていくそうです。
冷蔵庫と冷凍庫にも入らせてもらいました。
冷蔵庫は温度5度、冷凍庫はマイナス20度にもなるとのことで、皆「寒すぎる!」とすぐに出てきていました。
その後は多くの在庫のダンボールが積まれた間を通って、野菜のコーナーを見学しました。
ここは8度から10度の温度に保たれているとのことでした。切った野菜は機械を通すとラッピングされ、値段シールも自動的に貼り付けられるのだそうです。
そして最後はトラックからたくさんのダンボールが下ろされているところを見学しました。
重たい荷物も専用のカートに乗せられ下ろされていました。
※たくさんの写真を載せたいところですが、お店の内部が映らないよう控えめに撮影しております。
見学後は、質問タイムです。
・魚はどこでとれますか?
・店員さんの勤務時間は何時から何時ですか?
・商品を見切る条件は何ですか?
などなど。
様々な質問に丁寧に答えてくださいました。
中でも印象的だったことは、「大変な仕事は何ですか?」との質問に、店長さんが「仕事というのは全て大変なこと。楽な仕事はない。それが人の役に立っており、誰かがやってくれているから成り立っている」と仰ったことです。
確かに世の中には様々な仕事があり、世の中が成り立っていますね。
それでも、あえて大変な仕事を言うなら「力仕事」なんだそうです。
飲料のダンボールは500mlのペットボトルが24本で12キロ!
それでも、「楽しもうと思えば何でも楽しい」というお言葉も頂きました。
さて、今回はスーパーのバックヤードを中心に見学に行きました。
日頃何気なく利用しているスーパーの陳列の様子や裏側を知ることができて、大変勉強になりました。
これで今期の「食育」のプログラムは終了です。
来期はグループホームの見学を予定しています。
これからも、自立した生活を送るためにはどうしたら良いか、一緒に考えていきましょう。
(赤井)