プログラム紹介のコラムでは、学び場パレットのプログラムにはどんなものがあるのか、
一つずつくわしくご紹介していきたいと思います。
パレットのプログラムは、
「生活」に関することを「体験」を通して「楽しく」学ぶ
をテーマにしています。
こうした学びを実現するため、時間割を組んでさまざまな取り組みを実施しています。
様々なプログラムの中で、今回取り上げるのは「ICT」!
ICTときくと何やら難しそう…と思う人もいるかもしれませんが、安心してください。
私たちの身近にあるスマホやタブレット。
上手に使えばとっても便利ですが、使い方を間違えれば危ない目にあうことも。
そんなスマホやタブレットの上手な使い方を学んでいこうというプログラムです。
くわしく見ていきましょう!
ICT
「ICT」は、週に1回、60分のプログラムです。
大きく以下の2つをねらいとしています。
目標・課題
(1)生活に便利なICTを知り、活用できるようになる
・スマホ・タブレット・PCの基本的な操作方法(文字入力や取り扱い方法など)について学ぶ
・上記以外のICT機器のうち、日常的に使われているもの・広く普及しているものについて、その概要を知る
・ICT機器の取得及び維持にかかる費用について学ぶ
・インターネット検索を利用して必要な情報を入手する方法を学ぶ
・生活を便利にする様々なアプリケーション(アプリ)の存在を知り、活用できるようになる
・インターネット上でのコミュニケーション(SNSやオンライン通信)の方法を知り、体験してみる
・ICT技術を活用した「買い物」の方法を知る
・ゲームや音楽、写真、動画など、ICTを使った楽しみ(趣味)について知り、体験してみる
・ICTが社会の中でどのように活用されているのかを知る
(2)ICTを活用するうえでのマナーやリテラシーについて学び、身につける
・詐欺や脅迫、高額請求、個人情報流出などのインターネット上で起きる犯罪について、具体的な例を交えて学ぶことで、巻き込まれない為の対応を考える
・コミュニケーションツール(LINEをはじめとするSNS)を利用する上での対人マナーや注意点を学ぶ
・インターネット上での個人情報(写真や動画を含む)の取り扱いについて学び、意識できるようになる
・ゲームや配信サービスなどへの課金のしくみについて知り、過剰にならないように注意できるようになる
・ICT機器の長時間の使用による心身への影響について知り、適切な使用方法・頻度について考える
・IDやパスワードなどインターネット上の個人情報の重要性とその管理方法を学ぶ
・インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であること=「デジタルタトゥー」を意識して、インターネットへの書き込み・投稿ができるようになる
こうしたねらいに沿った形で、1コマ1コマのプログラムを組み立てています。
具体的にはこんな感じです。(参考:2024年10月~12月の1回生の内容)
内容を見ていただくと、私たちの身近なところを題材にしているのが分かるかなと思います。
特にLINEの使い方については、友達同士でのトラブルも多いことから、2年間のICTのプログラムの中でくり返しくり返し取り組んでいきます。
SNSだけでなく、便利なアプリの使い方も学びます。
地図アプリを使って外出してみたり、
出前アプリを使ってご飯を頼んでみたり、
フリマアプリを使ってほしいものを探してみたり…
便利に使えると世界が広がりますね(^^♪
楽しいことだけでなく、気をつけないといけないこともしっかり学びます。
スマホを便利で楽しく使うための、犯罪等に巻き込まれないための知識を身につけていきます。
外部講師を招くこともあります。
昨年度は、JCOMから講師に来ていただき、ネットリテラシーと個人情報についての講義をいただきました。
以上のように、パレットのICTのプログラムは、身近なICT機器(スマホやタブレット)の使い方を学ぶことができるプログラムになっています。
いまや私たちのくらしに欠かせないスマホ。これからの時代、使わずに生きていくのは難しいでしょう。だからこそ、遠ざけてしまうのではなく、上手に使うための術をしっかり学んでほしいと思っています。
そうした思いから、本当に基礎の基礎から、大事なことはくりかえしくりかえし取り組んでいます。
今回は、パレットの「ICT」のプログラムについてご紹介しました。
次回は「スポーツ・健康」を取り上げます。
お楽しみに~!