プログラム紹介のコラムでは、学び場パレットのプログラムにはどんなものがあるのか、
一つずつくわしくご紹介していきたいと思います。
パレットのプログラムは、
「生活」に関することを「体験」を通して「楽しく」学ぶ
をテーマにしています。
こうした学びを実現するため、時間割を組んでさまざまな取り組みを実施しています。
様々なプログラムの中で、今回取り上げるのは「教養」!
パレットが考える教養とは、知らないよりも知っていた方が人生が面白くなる知識や経験のこと。
いわゆる一般常識と呼ばれる、私たちの社会のしくみや構造、情勢を理解する要素としての教養、また、文化や芸術、流行といった私たちの社会を豊かに彩る要素としての教養、この両方を取り扱います。
くわしく見ていきましょう!
教養
「教養」は、週に1回、60分のプログラムです。
大きく以下の3つをねらいとしています。
(1)世の中で起きている出来事について知り、自分の意見を持てるようになる
・身近なニュースについて、映像を見る、記事を読む、解説をきく、調べ学習をするなどの様々な方法で、その内容を理解する
・情報を得る手段とそのメリット・デメリットについて学び、場合によって使い分けることができるようになる
・気象、防災、防犯等、ニュースの中から生活に役立つ情報・教訓を得て、実際の生活に活かせるようになる
・世の中で起きていることを理解するために必要な知識や常識を獲得する
・テーマに関する情報や条件を整理したうえで、自分の考えをまとめる練習をする
・意見の表明の仕方、説明の仕方について学ぶ
・テーマに関する話し合い・意見交換を行うことで、多様な意見があることを知る
(2)様々な文化や芸術に触れることで、豊かな心を育む
・伝統的な文化や芸術、歴史に実際に触れることで、教養を高める
・自分たちとは異なる文化(海外の文化、過去の文化等)に触れ、そのちがいを楽しむ
(3)世間の流行をキャッチして楽しむことで、自分の世界をより豊かにアップデートする
・世間で今流行っている事柄を実際に見て、聞いて、体感することで自分の中に取り入れる
・新しいことでも積極的にやってみようとする気持ちを育てる
・他者と流行を分かち合い、ともに楽しむことができるようになる
・趣味や関心の幅を広げるきっかけとして流行を意識できるようになる
こうしたねらいに沿った形で、1コマ1コマのプログラムを組み立てています。
具体的にはこんな感じです。(参考:2024年4月~6月の1回生の内容)
時事ニュースを扱うプログラムは、パレットの中で座学形式で実施しますが、
外に出かけて行って体験する活動もたくさん取り入れています。
例えば、毎年春には美術館に出かけます。
普段はなかなか行くことのない美術館。興味がある人もない人も良い経験になったようです。
その他にも、科学館や博物館に出かけたり、音楽(楽器)にふれる体験をしたり、映画を観に行ったりと、生の体験を大切にしています。
これらの活動の様子は、普段のブログにも更新していますので、ぜひご覧ください♪
など
以上のように、パレットの教養のプログラムは、みんなで様々な経験をしながら、人生の楽しみに触れていく、そんなプログラムになっていると思います。
せっかくみんなで集まって過ごすからこそ、自分だけでは体験できない世界にも触れていただいて、自分の「幅」を広げる―そんなきっかけにこの「教養」の時間がなるといいなと思っています。
今回は、パレットの「教養」のプログラムについてご紹介しました。
次回は「社会」を取り上げます。
お楽しみに~!